ホームページのドメイン名を変更した際の問題点と対応方法
ホームページを示す「住所」のような存在が「ドメイン名」と呼ばれるものです。
○○.jpや○○.comなどと表示される英数字の文字列で、同じ名称のドメイン名は世界で一つしか取得することはできません。
ドメインはホームページにとって欠かせない非常に重要なものであると言えます。
①ホームページのドメイン名を変更する時の問題点
②印刷物記載のURL変更
③旧ドメイン名の扱いについて
④ホームページのドメイン名とメールアドレスが違っているのは問題ない
ホームページのドメイン名を変更する時の問題点
様々な理由でホームページのドメイン名を変更することがあります。
例えば、これまで○○.comというドメイン名で運営していた会社のホームページを○○.co.jpに変えたいという場合。
co.jpは、国内で法人として登記された企業や団体のみが取得できるドメインです。
原則として、一法人につき一つのco.jpドメイン名しか登録することはできません。
co.jpドメイン名を使用することで、「しっかりと日本で法人登記された企業・団体のホームページです」とアピールできますので、信頼性という点では大きなメリットがあります。
co.jpドメインに変更すること自体は難しくはありませんが、ドメイン名を変えることで「Googleの検索結果に影響するのでは?」、「お客様がホームページを見られなくなるのでは?」と心配をされるお客様が多いです。
確かに、ドメイン名が変わることで検索エンジンに対して何らかの影響があることは考えられます。
しかし、変更時に特別なプログラムを設定しておくことで、検索結果への影響を回避したり、旧ホームページを訪れたお客様をスムーズに新しいホームページへ誘導する仕組みを作ることが可能です。
そういった対策をしっかり行っておけば、ドメインを変更することで実際に困るようなトラブルが起こることはほとんどありません。
弊社でも、ホームページのドメイン変更を承ることは少なくありませんが、どの事例でも上記のような対策を行った結果、スムーズに移行をすることができています。
知識・技術のあるホームページ制作会社にお任せいただければ、ドメインの変更は問題ないと考えていただいて良いでしょう。
印刷物記載のURL変更
ホームページのドメイン名を変更した時に、つい忘れてしまうのが印刷物の変更です。
名刺やパンフレットなどには、当然、ホームページのURLが記載されています。
ドメインを変更した際は、そういった印刷物のURLも新しいものに変更する必要があります。
旧ドメイン名の扱いについて
新ドメイン名に変更をした後でも、旧ドメイン名を保持しておくことをお勧めしています。
旧ドメイン名を手放してしまうと、それを後から手に入れた何者かによって悪用される「ドロップキャッチ」という被害に合うことも考えられます。
ドメイン名の保持に対してのコストは大きくありませんので、旧ドメイン名は簡単に手放さないことをお勧めします。
ホームページのドメイン名とメールアドレスが違っているのは問題ない
ホームページのドメイン名を新しく変更した場合、現在使っているメールアドレスと末尾のドメイン名が変わってしまうという問題が起こります。
「ホームページとメールのドメイン名は同じじゃないとまずいんでしょ?」とよく質問をいただきますが、そんなことはまったくありません。
ホームページのドメイン名を新しくすることより、メールアドレスで使用するドメイン名を変更する方が何倍も大変です。
メールアドレスは、多くのお客様が周知している情報ですので、変更した場合はそのお一人お一人に変更した内容をお伝えして、確認していただかなければなりません。
その作業には膨大な手間と時間がかかりますし、正しく情報が伝わらないと、その後のメール連絡に支障をきたすことにもなりかねません。
そういったリスクを負う必要はまったくありませんので、ホームページを新ドメイン名に変更しても、メールアドレスはそのままお使いいただいて大丈夫です。
弊社サービスへのリンク
リニューアルした方が良いホームページとそのポイント
https://www.d-ic.com/blog/5479
ホームページの常時SSL化とは?「https」に変える必要性とその手順
https://www.d-ic.com/blog/5280