効果の出せる採用専門サイト・ホームページの作り方とポイント
職種や規模の大小に関わらず、企業が今、最も力を入れている事業の一つが「採用」です。
優秀な人材をより多く集めるための対策として、「採用専門サイト・ホームページ」の利用が増えています。
①採用専門サイト・ホームページがなぜ必要なのか
②採用専門サイト・ホームページの特徴
③採用専門サイト・ホームページを作るポイント
採用専門サイト・ホームページがなぜ必要なのか
企業にとって、採用は事業を継続し、発展させていくために不可欠な要素です。
そのため、どの企業も労力や費用をかけて、人材確保を進めています。
しかし、優秀な人材は大手企業や都市部に集中しがちで、地方でがんばっている中小企業では、思うように採用活動が進まず四苦八苦していることも少なくありません。
そこで注目されているのが、「採用専門サイト・ホームページ」です。
ホームページといえば、企業の会社概要やサービス内容をお客様に紹介することを主な目的とした「コーポレートサイト」が一般的です。
もちろん「コーポレートサイト」の中にも、採用や求人に関する情報がまとめられたページを設置することがありますが、内容・情報量共に、それで十分効果があるとは言えません。
「採用専門サイト・ホームページ」は、コーポレートサイトとは別の独立したホームページです。
その内容やコンテンツは、求職者向けに特化されていて、企業の魅力や働き方、福利厚生の紹介、先輩社員のインタビューなどで構成されています。
コーポレートサイトが「お客様や取引先、見込み顧客」に対して、企業の魅力をアピールするのに対し、採用サイトの目的は「仕事を探している求職者」に向けて、情報発信を行うのが目的です。
現在、新卒はもちろん、中途採用でも、求人情報の発信はインターネットが主流になりつつあります。
ハローワークに通ったり、求人雑誌やフリーペーパーではなく、スマートフォンの求人情報サイトで、自分の希望にあった仕事や企業を探します。
ご存知の通り、求人情報サイトの多くは、企業からの「広告費用」で運営されています。
広告掲載に月額費用がかかるサイトもあれば、採用した人材に応じてマージンを支払うといった方式など様々なものがありますが、共通するのが「採用・求人にはお金がかかる」ということです。
こういった必要な人材、優秀な人材を集める難しさ、採用にかかるコストといった問題点を解決する手段として、採用専門サイト・ホームページが活用されているのです。
採用専門サイト・ホームページの特徴
採用専門サイト・ホームページの最大の特徴は「採用情報に特化したホームページである」ということです。
もちろん、事業内容を説明するページもありますが、それもあくまで「求職者が魅力的に感じる内容」とする必要があり、お客様向けのコーポレートサイトとは視点が異なります。
採用専門サイト・ホームページにすることで、コーポレートサイトに「採用ページ」を設ける場合と比べ、圧倒的にコンテンツの質や情報量が多いため、アピールがしやすく、求職者にとっても得るものが大きいホームページにすることができます。
インターネットを中心とした求人広告を使わずに効果的な採用活動をするのは難しいのが現状です。
求人広告は活用するとしても、なるべくそのコストは抑えたいところ。
そこで、求人広告を使い、広くインターネットで求職者を集め、そこから自社の「採用専門サイト・ホームページ」に誘導するという導線を作ることが重要になります。
求人広告でも企業の紹介はできますが、それではもちろん不十分です。
自社に興味を持ってくれた求職者に対して、魅力的なコンテンツを満載した採用専門サイトをじっくり見てもらうことで、求人案件への応募率や採用率、そして優秀な人材が集まる確率を高めることが、可能になります。
採用専門サイト・ホームページを作るポイント
採用専門サイト・ホームページ制作では、コーポレートサイト制作とは異なるポイントがいくつかあります。
①求職者に向けた会社情報・事業内容の説明
企業の魅力や特徴をアピールする上で、事業内容の説明は重要です。
どのような業務を行っている企業で、入社した場合はどのような仕事をするのか。
将来へのビジョン、経営者の考え方、職場環境や働き方、福利厚生など、事業内容はもちろん、理念や労働環境などについてもしっかり説明する必要があります。
特に、若年層に関しては、環境問題やエコロジー、SDGsなどに関心が高い傾向にあり、そういった取り組みを積極的に行っていることもアピールすると良いでしょう。
②わかりやすい内容と企業イメージに合わせたデザイン
欲しい人材が若い新卒者なのか、経験のある中途採用なのかによっても多少内容は異なりますが、情報をまとめたホームページとして「わかりやすい」ことは重要です。
まだ働いた経験がなく、専門知識のない新卒者にとっても仕事の内容が理解できること。
ステップアップを考えている経験者に対しては、より良い環境で価値のある仕事に打ち込める職場であること。
欲しい人材=ターゲットに合わせて、ページやコンテンツを企画していくことも必要です。
また、企業イメージに合わせたデザインにすることで、コーポレートサイトとの統一感や企業ブランドをより印象づけるのも効果的です。
採用専門サイト・ホームページの場合、その企業で働くことによる明るい未来を想起させるようなデザインが求められますので、色使いや写真の使い方にもこだわり、各企業の特徴や訴えたいことがしっかり伝わるよう作り上げていく必要があります。
③採用サイトならではのコンテンツ
例えば、「先輩社員のインタビュー」などは、必ず採用したいコンテンツの一つです。
求職者にとって、「実際にどんな人が、どんな風に、どんな仕事をしているのか」は就職活動において最大の関心事になります。
その意味で、その企業で働いている方の声、想い、考え方を知ることは、企業選びにおいて非常に有益な情報になります。
インタビューの内容はもちろんですが、働いている場面の写真も有効に使いたいところです。
写真や動画などで現場の状況を詳しく知ることで、求職者は自分がそこで働き始めた時の様子をイメージすることができます。
④メッセージ性を強く出す
採用専門サイト・ホームページは、企業から求職者への手紙だと考えましょう。
「我社は、このような理念、想いで仕事をしています。働きがいのある職場環境を整えています。どうぞ一緒に働きましょう」という求職者へのメッセージをしっかりと前面に押し出し、アピールする必要があります。
実際の業務というのは、もちろん働いてみてからでないとわかりません。
求職者に「この会社で働いてみたい、この会社は良さそうだ」と自分の新しい未来を想像してもらうことが、採用専門サイト・ホームページの役割です。
株式会社ディーアイシーでは、企業様がゼロから採用専門サイト・ホームページを制作するお手伝いをしております。
ホームページの構成から文章の作成、社員様インタビュー、写真撮影や動画制作まで、総合的に承ることができますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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